Appleが古いiPhoneを遅くしているという都市伝説は嘘だった - ベンチマークが証明

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Benchmarking企業のFuturemarkは10月6日、「iPhoneが時間と共に遅くなるのは本当?」と題したブログ記事を公開し「Appleが新しいiPhone発表した後、古いiPhoneを意図的に遅くしているのではないか」という都市伝説が嘘であることをベンチマークによって証明しました(MacRumors)。

Futuremarkは2016年以降、7種類の異なるiPhoneモデルから100,000以上のベンチマーク結果を集め、iOS 9、iOS 10、iOS 11で月ごとにベンチマークスコアを比較することができるチャートを作成しています。

まずiOS 11が動作する最も古いデバイスであるiPhone 5sのGPUを3DMark Sling Shot Extreme Graphics testを使った測定結果のグラフを確認すると、iOS 9/10/11で結果がほぼ一環していることがわかります(上図)。

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またiPhone 5sのCPUパフォーマンスを3DMark Sling Shot Extreme Physics testを使って測定したグラフでも、結果は一環していること確認できます。

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またiPhone 6やiPhone 7でもほぼ一定の測定結果が得られていることがわかります。CPUパフォーマンスはわずかに減少傾向にありますが、これはiOSのアップデートやその他要因によるもので、ユーザーが使用中に気がつくことはほぼなく、Appleが意図的に行っているものではないと分析されています。

Futuremarkはこのベンチマークデータをうけ、Appleは古いモデルの性能を意図的に低下させるのではなく、古いバージョンのデバイスをサポートしながら、iOSバージョン間で一定レベルのパフォーマンスを維持する定期的な良アップデートを行っていると分析しています。

ただし新しいOSに搭載される新機能は多くのリソースを要求し、古いデバイスで効率良く動かすことができないため、ユーザーの使用感を悪化させている可能性はありそうです。

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