wed - UNIX系OSでもWindows風のキーバインドが使えるテキストエディタ

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Windows系の開発者の方がUNIX系OSで開発を行う際に困ることの一つにテキストエディタのキーバインドの違いが挙げられるかもしれません。ターミナルで使用できるエディタとして人気の「Vim」も「Emacs」もどちらも独特のキーバインドを採用しているため、Windowsで普通に使えるキーバインドが通用しないためです。

wed」はこの問題を解決するテキストエディタです。wedという名前は、Windows terminal EDitorの略称で、名前の通りWindowsの標準的なキーバインド(例えばC-cでコピーしたりC-sで保存したり)を使って、テキストの編集を行えるように作られています。

Windows互換のキーバインドという特徴のほか、複数ファイルのオープンや、PCREをバックエンドにした検索/置換、シンタックスハイライト、テーマ、無制限のUnod/Redoなどモダンなテキストエディタに必要が実装された実用的なエディタに仕上がっています。

目次

使用方法

LinuxやFreeBSDでの動作が想定されているようですが、OS Xでも動かすことができました。

GitHubのリポジトリからソースコードをcloneしmakeを実行します。

make
sudo make install

/usr/local以下にインストールされてしまいますのでHomebrew環境の場合ご注意ください。インストールせずに使う場合例えば以下のようにして立ち上げます。

「./wed Makefile README.md」

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矢印キーでの移動や、C-cによるコピー、C-xによるカット、C-vによるペーストなどWindowsでおなじみのキーバインドが使用できます(C=Controlキー)

エディタ内からのファイルのオープンはC-o、タブの移動はM-矢印キー、終了はEscapeキーです。MはMetaキーを意味しておりPCではAlt、MacではOptionが該当します。

<Up>                        Move up a (screen) line
<Down>                      Move down a (screen) line
<Right>                     Move right one character
<Left>                      Move left one character
<Home>                      Move to start of (screen) line
<M-Home>                    Move to start of line
<End>                       Move to end of (screen) line
<M-End>                     Move to end of line
<C-Right>                   Move to next word
<C-Left>                    Move to previous work
<PageUp>                    Move up a page
<PageDown>                  Move down a page
<C-Home>                    Move to start of file
<C-End>                     Move to end of file
<C-g>                       Goto line
<C-b>                       Move to matching bracket

その他キーバインドのリストは公式サイトに掲載されています。

まとめ

Windowsをメインに使っている開発者の場合、新しいエディタの使いこなし方を覚える時間が無駄だという考え方もあると思います。そのような場合wedが便利に使えるでしょう。

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