Microsoft、Chromeのバッテリー消費問題を解決へ

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Googleの開発するChromeは高速かつ多機能なWebブラウザとして、市場シェアの半数以上を確保するほどの人気を維持しています。

反面、メモリや電力などのリソースを大量に消費する傾向があり、バッテリー駆動時間テストで他のブラウザを下回ってしまうことがありましたが、Microsoftがこの問題を改善するための改良案を提出し、GoogleのエンジニアがChromeに変更を取り込むためのテストを始める予定であることが分かりました(Windows Latest)。

Microsoftが2019年8月に公開した改良案は、動画を視聴する際に不要なディスクキャッシュを使用しないことでバッテリーの使用量を削減できるというものです。動画再生中の不要なキャッシュはディスクをアクティブな状態で維持してしまうため、電力を無駄に消費する原因になっていると変更の理由が説明されています。

またその後のコミットにより、デバイスがAC電源に接続されていない場合、すなわちバッテリー使用時にのみに上記の変更が有効になるという制限や、HTTPレスポンスのコンテンツサイズをバックエンドの最大ファイルサイズと比較して、コンテンツサイズが最大サイズを超える場合はコンテンツをキャッシュしないといった調整が加えられています。

今回この改良案の試験をChromeで開始することを"Chrome Cunningham"と名乗るChromeのエンジニアが1月18日に明らかにし、改良を取り入れるための具体的な動きが始まった模様です。

実際にChromeにこの変更が取り入れられるタイミングは不明ですが、変更が導入されたならば、Chrome Canaryビルドで最初にテスト可能になることが予想できます。

Microsoft EdgeがChromiumベースとなり、ChromeとEdgeは共通の親としてChromiumを持つ兄弟のような関係になりました。MicrosoftはすでにChromiumに対して1,600以上のコミットを行っており、Chromiumベースのブラウザの発展に多大な貢献を果たしています。

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