なぜいまだに多くのプログラマがSwiftではなくてObjective-Cを好んでいるのか?

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Appleが開発する新しいプログラミング言語「Swift」。主にiOSやmacOS用のアプリを開発するためのプログラミング言語として注目を集めています。

新しく登場したSwiftには、これまで使われていた「Objective-C」よりもさまざまなメリットがあるはずですが、未だにSwiftではなくObjective-Cを愛用している開発者も多いようです。

今回そのような開発者に対し、なぜSwiftではなくてObjective-Cを好むのか理由を質問したインタビュー記事「Why many developers still prefer Objective-C to Swift」がSwift情報サイトHacking with Swiftで公開され注目を集めています(Hacker News)。

著名開発者がObjective-Cを好きな理由とは

同記事はSteve Troughton-Smith、Michael Lauer、Dan Leivers、Peter Molnar、Todd Thomas、Ian McDowell、Simon Wolf、Marco ArmentといったiOS/macOS界隈で有名な開発者が、さざまな質問に対して回答する形式で展開していきます。

質問は「Swiftをメイン言語として切り替えない理由は何?」といった記事のテーマにそったものから始まり、「Objective-Cを使用したり、ソーシャルメディアで語ると、非難を受けるかもしれないと感じたことはあるか?」、「カンファレンスの大部分がSwiftを採用していることをどう思うか?」「Swiftの導入がObjective-Cの開発を助けたか、または妨げていると思うか?」といったより詳細な内容の質問に進んでいきます。

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例えばiOS関連の発見情報でもおなじみの開発者Steve Troughton-Smith氏は、最初の質問に対し「Swiftが楽しめない」事を理由としてあげ、ループやswitch文で使われるif-let変数割り当てのように、読みづらく解析しづらい構文が採用されていると具体例をあげています。

またAppleがiOSやmacOS、自社のフレームワークの重要な部分で、Swiftを完全に採用していないことを指摘し、Swiftが完成するまで待っても何も失うことはないとも補足しています。

別の開発者、TweetbotのMac版を開発するTodd Thomas氏は、XcodeのSwiftサポートが十分でないことを理由とし、コンパイルに長い時間が必要だったり、リファクタリングやデバッグ機能が十分でなかったりすることを指摘しています。

その他の開発者も、いくつかの「もっとも」な理由をあげています。詳細はオリジナルの記事でご確認ください。

まとめ

Objective-Cは長い歴史を持つプログラミング言語で開発環境は十分に成熟しています。一方Swiftはまだまだ発展中でバージョンアップごとにどんどん変更が加えられている状態です。

新たにプログラミングを始める開発者ではなく、Objective-Cに習熟したプログラマーならばApple自身がObjective-Cを捨てる兆候が見え始めるまで無理してSwiftに切り替えることはないのかもしれません。

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