GitHubが開発者を雇用したいとき役に立たない理由

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ソースコードホスティングサービスとして圧倒的な人気を誇る「GitHub」。開発者が自分の能力をアピールできる場に発展しつつあり、企業など雇用側もGitHubの情報を、開発者の能力を知るための場所として見るようになっていても不思議はないと思うかもしれません。

しかし今回、バンクーバー在住のソフトウェア開発者Ben Frederickson氏は「Why GitHub Won't Help You With Hiring」と題したブログ記事を公開し、GitHubの情報を開発者を雇用する際に参考にすることはあまり役に立たないと主張しています。

同氏はGitHubプロフィールの情報を集約する作業に携わっているそうで、以下のような問題点を指摘しています。

データが希薄: アカウントを持っていても実際にコードをプッシュしていない開発者が多い。1年に1回以上コードをプッシュしているユーザーは全体の17%しかいない。

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GitHubはオープンソース活動だけを可視化する: GitHubはオープンソースソフトウェア活動に関連する活動だけを可視化するだけで、企業に所属しクローズドソース環境で作業している開発者の活動を示すことはできない。

大部分のGitHubプロジェクトは印象的ではない: 開発者が実際にGitHubプロジェクトを公開している場合でもそれが印象的でなはいものの場合が多い。例えば大学やブートキャンプで作成された実習的なものや、"herro-world"や"test"といったサンプルプロジェクトが多数存在する。

GitHubのフォロワーの多さは才能ではなく人気を示す: 開発者が公開しているプロジェクトではなく、フォロワーの多さを参考にしたいと思うかもしれないが、これは人気を示しているだけ。分かりやすい例としてStichpunkというアカウントは、1560のフォロワーを持ち、人気プロジェクトのモデレータでもあるが、ドラマSilicon Valleyのために作られたフェイクアカウントとである。

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面接者もGitHubプロフィールをチェックしない: GitHubのは開発者を雇う側ではなく、仕事を探している開発者にとってあまり役にたたない。面接者がGitHubのプロフィールをチェックしている割合はとても少なく、能力をアピールする場としては使用できない。

同氏はGitHubプロフィールはデータソースとしていくつかの問題があるとしつつ、今後のプロジェクトではGitHubプロフィールをを使用する予定としています。個々のGitHubユーザーのプロフィール情報ではなく、集団に属する複数のGitHubユーザーの情報を集約することによって、興味深い傾向が抽出できるとしています。

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